NILS LOFGREN LIVE IN ABERDEEN



 

1951年6月21日に生まれた。
17歳からプロとしていろんなバンドに参加する。
この歳にニールヤングのバンドにピアノ、ギターを担当し、あの伝統的なアルバム「アフター・ザ・ゴールドラッシュ」に参加する。
其の後は「Grin」というバンドを作りソロとして1971年から1974年までを過ごす。
1972年にクレイジー・ホースの最初のアルバムに参加。
1973年にはニールヤングの"TONIGHT'S THE NIGHT"に参加し、1983年に再び[TRANS」に参加しワールドツアーにも彼に同行する。
1984年にブルーススプリングスティーンのバンドにギターリストとして参加
有名な「BORN IN THE U.S.A」のワールドツアー其の他に参加。
1989年にはリンゴ・スター・アールスターズ・バンドに参加し、ライヴ、アルバムそしてツアーと駆け回る。
1993年、MTVアンプラグド・スペシャルで再びニールヤングとジョイントし、優れたパフォーマンスでファンを魅了する。
1999年〜2000年にかけてブルーススプリングスティーンと再びワールドツアーに出る。
 
 

1975年  NILS LOFGREN
1976年  CRY TOUGH
1977年  I CAME TO DANCE
1978年  NIGHT AFTER NIGHT
1979年  NILS
1981年  NIGHT FADES AWAY
1983年  WONDER LAND
1985年  FLIP
1991年  SILVER LINING
1992年  CROOKED LINE
1993年  EVERYBREATH
1995年  DAMAGED GOODS
1997年  ACOUSTIC LIVE

2001年  BREAKAWAY ANGEL








ジミーペイジ、エリッククラプトン、リッチーブラックモア、ゲイリー・ムーアー、キースリチャド等など偉大で有名なギターリストがいる。
どの人も個性が豊かだから、ミュージック・ファンであれば、1フレーズのギターを耳にしただけで、誰が演奏しているのかすぐにわかるはずだ。
ニルス・ロフグレンもその一人である。
その一人であるにも関わらず上記のギターリストのような知名度は乏しい。
ニールヤング、ブルース・スプリングスティーンのファンならば誰もが知っているのだが・・・
そもそもソロとして活躍し始めて、ファーストアルバム、そしてセカンドアルバムを発表したのだが、このセカンドアルバムの
「Cry Tough」の発表後、UKでは「オールド・フィッスル・テスト」という音楽番組があったのだが、ここで始めて
ニルスが映像に現れた。
これを見てファンになったという人がかなり多いそうだ。
当時の彼はステージに小さなトランポリンを持ち出して、宙返りは披露するわ、大回転はやってのけるわ、とにかく元気いっぱいのギター小僧だった。
ゲイリー・ムーアーが顔でギターを弾くならば、ニルスは小柄な体全身を使ってギターを弾くって感じだ。

其の後はニールヤングとのツアーに加わり、各地でニールファンを魅了してしまう。
hirokoはこのニールヤングの「TRANS」のツアーVIDEO「ベルリン」で始めてニルスを知ることになった。
おったまげ!で大御所ニールの魅力もさながら、hirokoはそれ以降ニルスのファンとなった。
甘いロマンチックな声、強烈なギター、メロディアスな曲、強いて言えば歌詞はイマイチかな?
それがニルスが大スターになり損ねた原因か???
昔、ローリング・ストーンズに?との噂が飛び交ったことがあったが、結局ロニー・ウッドに落ち着いたのだが、ニルスじゃぁ
良すぎるのかもしれなかった。

それだけのギターリストでありながら、スターとしての気取りが全く無く、ファンをとっても大事にする。
サイン会を催したり、バックドアで待ち伏せしても快く応じてくれる。
50歳になった今でも若々しいロック小僧で、誰もが認める天才ギターリスト、それがニルスである。
 
 



11月27日火曜日

目と鼻の先のミュージックホールにニルスがやってくる。
この夏にはニールヤングの来英でフィーバーしたと思ったら今度はニルスまでやってくる。
全く素晴らしい年だ。
3年、そして4年前にアコースティックのコンサートですっかり彼のトリコになったhirokoはコンサートを前にしてせっせと彼に手渡す手作りのクリスマスカードとギフトを作っていた。

9月11日のニューヨークを襲った大惨事。
彼はニューヨークの消防士の友達も多かった。
あの惨事以来ワールドツアーやヨーロピンアン・ツアーを控えていた多くのアメリカのミュージシャン達が次々にツアーをキャンセルした。
「ニルスも来ないのでは?」の心配を他所に、彼はツアーを決行した。
11月中をかけてUK各地を周る。
アバディーンはツアーの最後から4番目だった。
 

午後8時のオン・ステージ。
会場はユニオンストリートに面したミュージックホールだ。
前回は1996年ロックバンドでレモンツリー、1997年、1998年とアンプラグドでレモンツリー、そして1999年は
アンプラグドでミュージックホール、そして今回は新しいバンドを引き連れてのロックメニューで、彼は毎年のようにUKにやってきている。
さぁ、今回はうんと趣向が変わって、普通の「男のロックコンサート」ってな雰囲気はまったくない。
何故かといえば、普通の立ち見で会場中が熱気ムンムンというものではなく、明らかに大人のカップルを対象としているかの
様に思える。
会場内はテーブルが突き詰められ、各テーブルに6人が取り囲むような椅子が並べられている。
煙草は駄目だが、ドリンクを飲みながらの日本で言うところのディナーのない「ディナー・ショー」といった具合である。
そこそこの年令になってくると立ち見で2時間3時間はかなりきついもんがある。
こうやって座ってしっとりとビールを片手に演奏を聞く、そうだ、学園祭のような雰囲気である。
一味違ったこんなコンサート、なかなかいいもんである。
新しいCD「BreakAway Angel」を入場前に£15.00で購入した。

さて、今回は新しいバンドが登場する。
ベースがWade Matthews、ドラムがTimm Biery、キーボードとサイドギターにBob Browneと言う顔ぶれ。
これだけのすんごいギターリストをフォローするにはかなりな実力者でないと勤まらない。
期待は裏切られることはなかった。
ベースのWadeの凄まじいチョッパー、Timmの鬼気優る迫力のドラム、各SOLOも盛り込まれ、「ああ、70年代やぁ!」と
感激ひとしおだ。
今の新進の若いバンドで各自がベースSOLOやドラムSOLOのとれるバンドってどのくらいあるだろうか?
Timmのドラムはとにかくパワーそのもので、演奏中に何度もスティックが折れて飛び散る、終いにはスネア・ドラムまで
破ってしまう。黒子が走る黒子が忙しくてしょうがない。
キーボードのBobはおじいちゃんがスコットランド出身だそうで、紹介されると一際観客から拍手があがる。

メインのニルスは相変わらず素晴らしいの一言。
トレードマークのバンダナを巻いて、宙返りこそは披露されなかったが、開いた口が塞がらないギターSOLOの数々を
披露してくれた。
ニュー・アルバムの「Break Away Angel」の発売直後であり、新旧織り交ぜての選曲だった。
直前にアバディーンのFANからリクエストの手紙を受け取り、「VALENTINE」が急遽加えられたようである。

事前にニルスのメイリング・リストで得た情報では2時間というのが平均だったが、アバディーンでは2時間と25分という
すんごく得した気分のコンサート。
ところが、2時間を越すコンサートとは思えない程あっと言う間に過ぎ去ってしまう。

コンサートの終了後はサイン会。
既に購入したCDを手にhirokoはそそくさと急ぐ。
皮ジャンに身を包んだニルスがやってきた。
一人一人丁寧に「来てくれてありがとう!」と握手をしながらサインをしていく。
まずはクリス君がCDを手渡して「hirokoへって書いてくれるかい?」
スラララランとニルスが「To Hiroko・・・Believe・・・・Nils lofgren」とサインをして握手を交したら、
「スコティッシュにしてはアンユージュアルな名だろ?」
お次はhirokoだ。
「こ・こ・こ・コケコッコー!」
「これ、あなたとファミリーのクリスマス為のプレゼントよ!」と言いながらカードとギフトを手渡すと、「What a Kind of you!」
「ステキなコンサートをありがとう!メリークリスマス!」でもって熱い握手を交した。

ああああ。もう死んでもええ!
 

セットリスト
 
1.Puttin out fires 10.Like rain Encore
2.Daddy dream 11.Believe 18.Star spangled banner
3.Too many miles 12.The sun hasn't set on this boy yet 19.If I should fall behind
4.Driftin man 13.Beggars day 20.No mercy
5.Damaged goods 14.Girl in motion 21.Shine silently
6.Little On up 15.Message
7.Valentine  16.Bass/Drum solo Gun+run
8.Love you most 17.I came to dance
9.Cry tough

追記

興奮は醒めない。
ニルスの肌のぬくもりがまだ右手にジンジンと感じている。
トイレから出ても手が洗えない・・・
困ったもんだ。
一足お先に手渡したクリスマスカードとギフト。
とっても喜んでいた。
メリークリスマス!ニルス・ロフグレン!
ニルスに書いてもらった「TO Hiroko」。
一生涯の宝物だ。うふふ。