
Jackson Browne In Glasgow 2004

10月28日
エジンバラからメガバスでグラスゴー入りを果たした。
待望のジャクソン・ブラウン・ソロ・アコースティック・ライブである。
今までジャクソンブラウンは何度となく見てはいるが、アコースティック・ソロというたった一人だけのライブというのは始めてのことなので、ワクワクしていた。
ついこのあいだのことに思える3月、ニューヨークはビーコンシアターでのライブも
体験こそした。
この日のライブは前日にROCK殿堂入りを果たした後のライブとあり、その上、アンコールにブルーススプリングスティーンの飛び入りというおったまげのハプニングもあったにもかかわらず、クリスとhirokoは当日眠らないままのニューヨーク到着日。
こんな無様なマネだけはしたくなかった「居眠り」と「寒さ」でもって、このライブはほとんど覚えていないのが本音である。
もう到着当日ライブだけは避けようと硬く心に誓った。
その後、春にジャクソンは日本公演を行った。
各地での音源はトレーダーから順々に入ってきて、ジャクソンのアコースティックのすばらしさが満喫できるそれはそれはすばらしいの一言だった。
(特に広島がいい、大阪は観客が無礼でジャクソン君ちょっぴり怒る)
であるからして、秋のヨーロピアンツアー決定でGlasgowにやってくるとの情報が入った時にはすぐさまチケットを押さえた。
ましてや、またまたグラスゴーのロイヤル・コンサートホールときた。
この会場はhirokoのとっておきのお気に入りのコンサートホールである。
もともと多くのクラシックの会場として音響が素晴らしいのである。
ツアーに同行しているスタッフたちのコメントで、その音響の素晴らしさは抜群とのことで、ジャクソン自身もお気に入りの1つと絶賛しているくらいである。
たった一人のアコースティックギターの音をこの会場はどう流してくれるのだろうかと期待は高まっていった。
戦争が始まり、多くのアメリカのミュージシャンたちは一同に自分たちがアメリカ人であることを恥じ、それぞれに反戦を歌い、反戦活動にも参加し、ライブを頻繁に行っている。
ジャクソンももちろんその一人で、友達であるブルース・スプリングスティーンの呼びかけた「Vote For a Change」にゲスト参加している。(最終日のNewJersey)
ステージには中央に電子ピアノが置かれ、その周りを囲むようにして合計14本のアコースティック・ギターが並べられている。
ステージに登場したジャクソン。
大きな拍手が沸きあがる。
遠目から見ると30年前と変わらない同じ髪型同じ体型で、未だ少年のように見えるが、双眼鏡を覗くと、ジャクソン君、すっかり皺が増えきっている。
オープニングはLokking into youで静かにアコースティックのしらべが流れた。
おおまかな骨組みのセットリストこそあれど、ジャクソンのスタイルはいつも何曲かは観客からのリクエストを取り上げてくれる。
だから演奏が終わると、やいのやいのと観客は喧しい。
これを嫌うミュージシャンも多いが、ジャクソンは楽しんでいる。
「まだツアーでやったことない曲をやってくれぇーーー!」との声が上がる。ジャクソン君は「うーーーーんん」
バンドでのライブとは全く違った味がある。
ジャクソンの声がずっしりと腹の底まで届いてくる。
あれぇ、こんなにギター上手かったっけ?ジャクソン・ブラウンって?
いまさらながらに驚いた。
バンドでは味わえない発見が出てくる。
ジャクソンは歌詞の人、詩人である。
だからこういったアコースティックのライブの方が味があっていい。
観客から」コケイン!コケイン!」とリクエスト。
「コケインはやんないよ!」などと言いながらもしっかり「コケイン」を披露してくれた。
中盤に入り、ForAmerica、I'mPatriotとアメリカの現状と自分の気持ちを歌い上げる。
春の日本公演では亡き親友のWarren Zevonの曲を必ず披露してくれていた。
情報を知っている観客から」Warrenの曲をやってくれぇーーー!」
今回ジャクソンが選んだWarrenの曲は「Poor Poor Pitiful Me」だった。
リンダ・ロンシュタットのために書いた曲である。
hirokoは「モハメット・ラジオ」を期待していたんだが・・・外れた。
和やかな雰囲気のコンサートは終盤に。
アンコールはちょいと早いクリスマスでもって、TheRevel Jesusが選ばれた。
これは聞いたことがない。
前半1時間ちょい、そして後半1時間20分というライブだった。
これからももっとこんなアコースティック・ライブをやってほしいなと思う。
Set list
1.Looking Into You.
2.Farther On.
3.Never Stop.
4.Rock Me On The Water.
5.Looking East.
6.All Good Things.
7.Cocaine.
8.Black And White.
9.Rosie.
10.Late For The Sky.
11.Something Fine.
12.For Everyman.
13.Lives In The Balance.
14.For America.
15.I Am A Patriot.
16.Call It A Loan.
17.These Days.
18.The Pretender.
19.Sleeps Dark And Silent Gate.
20.Poor Poor Pitiful Me.
21.Shaky Town.
22.In The Shape Of A Heart.
23.Linda Paloma.
24.Sky Blue And Black.
25.Running On Empty.
26.Fountain Of Sorrow.
27.The Rebel Jesus.