Neil Young Solo in London

17,May 2003





17th May 2003 London

お里帰り前にドタバタもんで滑り込みセーフ状態でチケットを獲得した、ようやくのライブである。
ニールのソロ・ヨーロピアン・ツアーも後半にさしかかった。
各地の音源のトレードが始まり、。ド忙しい毎日に早変わり。

マッセルバラは雨がポツポツ降り出していた。
スーツケースを引っ張り出すと決まってクリスは機嫌が悪くなる。
「あたいが引っ張るからっ!もう!せっかくのロンドンなんだよ!ニールなんだよっ!」
しっかしこの男は頑固である。
機嫌を悪くしながら引っ張っている。
ここはジェントルマンのお国である。か弱い?女にスーツケースを引っ張らしてのうのうと歩いている男など何処を探しても見あたらない。

エジンバラエアポートに到着。そそくさとチェック・イン。
13:55分のフライトである。
出発ロビーでアナウンスを待つ。
おやや?On Timeの掲示が消えてDelayとなった!
まぁ、しゃーねぇーよな。イージー・ジェットやさかい!
何せ£25(5,000円)でロンドンまで行けるんだから・・・・
15分が過ぎ、30分が過ぎて、1時間が過ぎた。
おいおい!全く7時の開門に間にあうのかいな?と、少々気が焦りだした。
実はこのロンドンの3夜、日本からもお友達がやってくる。
御存知レノノのおじちゃんだ。
彼は何と遥か日本から当日の4時にヒースローに到着して同夜の初日のライブから参加するという超人である。
飛行機が遅れたら・・・一環の終わり・・・何とか間に合ってくれますように!と祈っていた。
アバディーンからは妻のグエンに内緒でDATなんぞを購入し、張り切ってやってくるDR ニール君とルートン空港で鉢合わせとなる段取りだった。
んがぁ?この調子では人のことを心配している場合かよぉー!である。
だが、1時間を少し過ぎて騒がしくなった。
とうとう飛行機に乗り込めた。
あっという間のフライトである。イージージェット様様だ。
少々の遅延は大目に見てやらねばいかん!

ルートン空港ではDrニール君の姿はなかった。
シテイーまで運んでくれる緑のバスに乗ろうと急いだが、見逃してしまう。
おいおい!今日はちょいとついてねぇーぞ!
仕方なく、国鉄のルートン駅から街へ出ることに決めた。
駅で切符を買い、滑り込みセーフで乗り込んだ列車・・・こいつは急行だと信じていたのが、普通の鈍行だった。
おいおい!間に合うのかねぇ・・・
えっちらほっちらとノンビリと一駅ごとに停車していく。
やっとこロンドンはキングズクロス駅。
スーツケースを引っ張るクリス君は地下鉄の上がり下り、都会の人達(強いて言えばロンドン人)が狭い地下道内をバンバンと当たってくるのに癇癪気味である。
今夜のホテルはアールズコートにあるHotel Oliver。
ロンドンのホテル価格はUKスタンダードで見ればどえげつなく高い。
普段クリスとhirokoのホリデイは、一泊二人で£50が目処である。
二人ともB&Bはイマイチ好きになれないので、この程度の料金のビジネスホテルをいつもチョイスしている訳だが、このロンドンでは£50でホテルなんぞは困難なお話。
小奇麗で部屋にバスタブとシャワーがあって・・・となると大体の相場が£70〜£80である。
だがこいつも安いわけだからあっというまに満室御礼。
この初日のライブは後から追加されたものだったので、明日、あさってのホテルである£67のEden Plazaホテルは取れなかった。
ところがレノノのおじちゃんが押えたと言うホテルOliverが何と£60で空いていたので、早速ここをブッキングしていた。
ロンドンへ出てきた時にはいつも東半径内のセンターにホテルを取っていたので、今回の西半径内はあまり詳しくない。
ロンドンの地図を見ながら、アールズコートで降りるよりもグロスター・ロードの方が早いかも・・・と降りてしまった。
長いクロムウェル・ロードはずうっと西に向かって伸びていた。
てくてくと歩く。
益々クリス君の機嫌が悪くなる。
すんましぇぇーん!これはあたしのミステイク!何度もクリス君に謝るhirokoだった。

ようやく見付けたホテルOliverでレノノのおじちゃんと出会う。
お髭を蓄えたダンディーなお兄ちゃんだった。
3人で今夜のライブ会場であるハマースミス・アポロへと向かった。
5月だというのにまだ冬がどっかり居座っているような寒さだった。

会場の前ではちらほらと日本人が見掛けられた。さすがロンドンだなぁ・・・
中に入ってクリスが誰かに声をかけられた。
何と我家の隣町に住んでいるアンディー君だった。
Drニール君もグエンを従えて入ってくる。
「よお!飛行機遅れたんだな!」とそれだけを吐いて緊張しきった面持ちで姿を消す。
味気もしゃしゃりもない男だ。
何時もどおりにTーシャツを買って、バーで乾いた喉をビールで癒し、いざ会場内に入り込んだ。
今夜は追加公演の発見がちょいとばかし遅れたために、座席は一階の一番後ろだった。
シートには50pコインを投入すれば貸してもらえる双眼鏡が設けられていたが、生憎50p玉が見当たらない。
なんか、今日は始まりからついてねぇーなぁ・・・でも、今、もうすぐニールを見れるのだ、聞けるのだ。
一番後ろとは言ってもさほどの遠距離感は感じさせない距離だった。
オーディエンスが続々と席に就きはじめた。
さぁ、始まりだ!



一部の内容はhirokoのGreendaleその1その2そしてその3に掲載しています。



インターバルがとられ、トイレへとなだれ込む。
一階の女性トイレは4つしかなく長いキューがなされていた。

二部が始まった。

ららららららららぁーらー。
Lotta Loveが出だしだった。
懐かしのメロディーが波打つ。
僕のおばぁちゃんの一番のお気に入りの曲だと、ハーヴェスト。
1部から続編のように「愛」をテーマに進行されている。
前にここで演奏した時にいた人はどのくらいいるんだ?ニールは観客に質問する。
彼が以前ここにやってきたのは1976年である。
そう、ニールが初めて日本を訪れた年だ。
いぇーい!と幾人かが盛り上がる。

だから戻ってきたんだ!とニール。
ところで・・・昨年のブリクストンでは済まないことをしたね。謝るよ。とニールは昨年の二日目のドタキャンで
涙を呑んだ観客に対してお詫びを入れた。
拍手が沸き上がる。
二部も後半にさしかかったら、今迄大人しくしていた観客からリクエストがバンバカと声が上がってくる。
ニールは聞かないふりを決め込んでいる。しっかり耳にしながら・・・
このオトボケが面白い。
「どの曲も出来たらいいね・・・」笑いが起こる。

あっというまにアンコールを迎えてしまった。
「Heart Of Gold」で鳴り止まない拍手の中をニールは姿を消した。

当所、ダブリンの3夜の後にグラスゴーとシェフィールドが候補予定で上がっていた。
多くのスコティッシュはグラスゴーが来るだろう!からとこのロンドンを見送り、ひたすらグラスゴーに賭けていたファンが多かった。
だが、このダブリンの後にこのLondonまでは4日間のブレイクが出来てしまった結果となった。
ある筋の情報では彼の娘のアンバーちゃんの誕生日ということで、ニールはアメリカに戻ったということだが、
真相は知らないが、どことなく疲れているように見えた。
4日間のブレイクで心機一転、アンニュージュアルなセットリストを期待していたファンには少々物足りない
セットリストであったかもしれないが、相変わらずニールの歌声は観客十分に魅了した。

おまけのお話

我らがDr ニール君は嬉しくてたまんない。
何せ念願のDATシステムを手に入れてルンルンルン。
だが実はそれだけではないのだ。
彼の名前を知ってるかい?
Drニール君の本名はレズリー・・・・そしてGreenなのである。
このニールの新作ストーリーはGreen一家の物語。
彼が狂喜乱舞しないはずはない。。。だが、ヘンコな彼はクールを装っている。
単純なおっさんやで!
きっとこのライブを聞きおわった後、ホテルへまっしぐら、奥さんのグエンをベッドに押し倒して犯してしまうかも知れない。
彼等には二人の男の子がいるが、女の子を欲しがっていた。
きっと女の子を生んで「Sun」などと名づけるかもしれない。
奴ならやりかねない。
単純なおっさんやで!





First Set "Greendale"

1.Falling From Above
2.Double E
3.Devil's Sidewalk
4.Leave The Driving
5.Carmichael
6.Bandit
7.Grandpa's Interview
8.Bringin' Down Dinner
9.Sun Green
10.Be The Rain


Second Set

11.Lotta Love
12.Expecting To Fly
13.Don't Let It Bring You Down
14.Old Man
15.Harvest Moon
16.After The Goldrush
17.War Of Man

Encore

18.Heart Of Gold