YES IN EDINBURGH


7月6日
ギャァー!思わずマイクがあることも忘れて、hirokoは奇声を発してしまった。
嘘だろ?嘘・嘘!YESが目の前にいるんだぞぉー!
オープニングの火の鳥が流れる中、5人がステージに姿を現した。
会場は熱気ムンムン!
突端から総立ちでヒューヒュ!
いやぁ、驚いた。
オーディエンスはすべてがうちらの年代である。
はげたおっちゃん、太ったおっちゃん、おばちゃん。
みんながみんなすんげぇーパワフルでシリアスなファン達にhirokoは圧倒されてしまった。
ニール・ヤングのファンたちもそれは凄いのだが、YESファンもそれをしのぐパワーぶりである。
今の時代にプログレRock?古いよおばちゃん。と言われても、どうでい!この会場の熱狂振り!是非とも見せてあげたい。
hirokoの丁度後ろのおっちゃんがもう狂いまくっている。
ヒューヒューヒューヒューとウルサイ。
んが、ナイスな環境だ。

YESとの出会いはもう恐ろしく大昔にまで遡ってしまう。
殆ど化石と化した思い出である。
中学の前半にビートルズを卒業したhirokoはそこからこともあろうにプログレにはまってしまったのである。
もともとクラシック音楽が好きだったせいでもあろう。
YES、ELP、ピンクフロイド、ムーディーブルース etc...いろいろ聞いたが、このYESをダントツに毎日聞いていた。
ファースト・アルバムにとっぷり浸かった後、セカンド、サードと聞き込んで、出ましたの「こわれもの」そして「危機」クラシックRockの名盤中の名盤である。
中学の中盤戦から後半にかけての時期とにかく毎日がプログレだった。
そこからパタっとプログレから離れてしまった。
丁度「危機」以降のYESから興味が失せてしまったこともあるだろうが・・・・

火の鳥から流れ込むように「Siberian Khatru]へと入っていく!
おおおおお!危機のラストの曲でい!
サウンドはクリアでジョン・アンダーソンのすっきりさわやかコカコーラ、いや色の無いミ三ツ矢サイダーの清涼感たっぷりの透明感のあるヴォーカルが冴え渡る。
すんげぇ、全然衰えてない!
何せhirokoにとっては生で「YES」を見るのは初めてなのである。
もう興奮極まりない。
ましてや、中学時代に聞き込んだ名曲をどんどん披露してくれるのだからたまんない。
ジョンは歳を感じさせない、未だにベイビー・フェイス、クリス・スクワイヤーは太ったなぁ。アラン・ホワイトもかなり毛髪にきたなぁ。おおおお、一体どうしちまったんだ・・・・スティーブ・ハウ、志村健になってしもうてる。わたしの王子様だったリックウェイクマンは依然として美しい。
鍵盤の貴公子!まじめにやっている。
実はリックはたまにUKのお茶の間番組なんかに出ては面白おかしいジョークを飛ばしたり、コメディアンとともにおちゃらけのキーボードプレイヤーとして遊んだりしている姿を映像で見たりしていたので、すんごく身近な面白いおいちゃんになったもんだと喜んでいた。
だが、やっぱりこうしてステージでキンキラのコートを羽織ってフル・キーボードの前に立つとやっぱり貴公子だ!
なんてかっちょいいんだろう!

「South Side Of The Sky」うひょー!
もう駄目ぇー!助けてぇー!体が揺れる、止まんねぇー!
「And You And I」
きゃー!
もう、ミィーハーバリバリである。
まるで中学生の少女に戻ってしまったhirokoだった。

スティーブ・ハウのソロに入った。
志村健になってしまったスティーブの頭はハワイアンの腰蓑。
この人ほどアン・ビジュアルなギターリストはおらんだろう。
んが、しかしギターのテクはそれはそれは素晴らしい。
男は頭髪やない!恥ずかしそうな控えめな態度がとぉーってもいい。

一部が終了し、インターバル。

二部の開始はジョンのソロ。
独特のハイヴォイス、しかもパワーが衰えていない。
お次は出ました王子様のリックのソロは「ヘンリー[の6人の妻」
時代の古さを全く感じさせないパフォーマンスである。
クリスとアランのソロでベースの重たい完璧なリズムに酔いしれる。
彼らの曲は1曲1曲が長いにも関わらず、あっと言う間に時間が過ぎ去っていく。

ラスト・アンコールはRoundabout。
総立ちで乗りまくる。
夢のような時間が過ぎてしまう。
鼻柱に涙が詰まっている。
感動!感動!感動!

参った参った!
久しぶりのプロ中のプロ、クオリティー中のクオリティーなライブだった。
プログレ、たまにはええもんや。




Set list


1. Siberian Khatru
2. Magnification / Don't Kill the Whale
3. In The Presence Of
4. We Have Heaven
5.South Side of the Sky
6. And You And I
7. To Be Over / Clap (Howe Solo)


8. Birthday Song / Show me (Anderson solo)
9. Six Wives of Henry VIII etc (Wakeman solo)
10. Heart of the Sunrise
11. Long Distance Runaround
12. (Squire / White solo)
13. Awaken
14. I've Seen All Good People (encore)
15. Roundabout (encore)