
Neil Young
Malahide Castle, Dublin
29/06/2008

Chrome Dreams Euro Summer Tour

プロローグ
ダブリンへ
Live At Malahide Castle
プロローグ
2008年2月からスタートしたChrome Dreamsユーローツアー、クリスとhirokoは3月3日のエジンバラを皮切りにロンドン6夜を追っかけた。
ロンドンの追っかけ最中になんと夏もまたフェスで戻ってくるという前代未聞な超嬉しいニュースをGET。
今度は野外FESになるわけだから、「馬」と一緒だろうと誰もが予想を立てていた。
最初にあがってきたのがベルギー、そしてドイツのレイプジックとオバハウゼン・・・おおお!春にこれだけ観ているのだし、野外は年齢的にも体力的にも天候的にも耐えれるかどうか自信がないが・・・少なくとも1つぐらいはホースを見たいではないかいな!しばらくすると上がってきたのがダブリンとコークだった。
おお!ダブリン&コークの路線なら、なんとかなるのでは?
しかしコークはマーキーズ・テント・・・こいつはキャパが少ないからチケット獲得がかなり困難になるだろう・・・だが・・・発売日がおおおおおおおおーーーーーーい!のちょい待ったぁー!発売日がちょうどエジンバラへ帰る列車の中ではないか!
チケット獲得で携帯からの電話が繋がった試しはない・・・・これからの追っかけではラップトップのマシンを携帯しないといけない時代か???
ひぇー!案の定、列車の中からのチケットマスターへのコネクトはまったく駄目だった。
無理かいな?しかしダブリンはキャパが1万2千ほどなので、ダブりなら問題なく取れるだろう・・・でもって帰宅後、ダブリンのチケットを押さえ、フライトとホテルを同時に押さえた。
悔しいのはやっぱりコークである。
Bobディランの追っかけのジェイムズ君の話では、コークのマーキー・テントは最初に数千枚がリリースされて、しばらく経ってから残りがリリースされたからまずは根気よくチケットマスターをチェックすることだ!と伝授された。
そうこうしているうちに1週間後のイングランドのKENT州のHOP FARM FESもリリースされたので再びチケットを押さえる。
そおして数日が過ぎて忘れていた頃のある日曜日、コークのチケットが何のアナウンスもなしに突然リリースされた。
すぐさまやはりダブリンしか取れなかったオーストリアのジョージへメールし、彼も無事にチケットを入手できてほっとしていた。
コークのマーキーズテントはキャパが5千人ほどで最初に売り出されたのがStandingチケット、こいつがあっという間に売り切れ、残るはシーティングチケットとなる。
日本の感覚ではSeatingがあって、Standingは席の後ろや通路で人が立つように想像されるだろうが、こちらでは逆である。
Standingが前方でシーティングはそのStandingの領域を囲むような形で席が設けられる。
Standingはかなりしんどい。
だが、かぶりつきでかなりステージに近づくことが出来るのだ。
特に背の高い西洋人に混じってhiroko。がしっかりとステージを捉えることは難しいが・・・首、腰、足がガクガクになる。(笑)
それでも少しでも前方へと気持ちが向かうのはファンならではの心理である。
であるからして、シリアスなファンは必ずStandingを選ぶ。
だがStandingは今回取れなかった。
Seatingではあるけれども、キャパが小さいゆえに同じテント内にいるというだけでもありがたいことだ。
殆どあきらめていたCorkのチケットなんだから・・・
それにもしかすると????アイルランド、しかもコークと言う田舎町・・・セキュリティーがそれほど厳しいはずはないかも???
Seatingのチケットでも、臨機応変で盛り上がってきた頃にするりとStandingへ進入できるチャンスはあるかもしれないではないか???などと一抹の期待を抱いた。
さて今回はテンスなインドアとは違うから、野外FES・・・つまり屋外のお祭り気分である。
どのみちすんげぇー数の人種の違う連中がそろうことになるだろうし、飲み食い邦題で喋り放題、サウンドがどうとかいったシリアスさはなくなる。
ここは思い存分体を動かしたり、歌ったり、リラックスできるだろう。
Macfadyne家にとってはサマーホリデイの一環でもある。
それにダブリンではアバディーンのいつもの連中、レズ、ジム・ヘイあたりに、ミュンヘン、ロンドンと再会を果たしたオーストリアのジョジとのはたまたの再会、ドイツのハインツ君、そして日本からも2003年のGreendaleソロツアーのロンドンで出会った日本人ラスティーのN君も飛んでくるとのことだし、楽しいお祭りになりそうだ。
6月22日、イタリアを皮切りにChrome Dreams Summer Tourは始まった。
ラインナップを見て、正直少しばかり落胆する。
まぁ、贅沢な不平をもらしてしまうが、今回も「馬」はない。
春のラインナップのまんまだ。
だが、唯一の馬ドラマー、ラルフが欠落して、チャド・クロムウェルになっている。
どーしてラルフが外れたのか?真相は知らないが・・・ああああああ・・・やっぱ野外は「馬」でないと!!!!
キースもなぁ・・・スチール・ギターはええのやけど。。。No Hidden PathやHey heyのキースはいただけないなぁ。。。。
ちょいとばかりブーたれる。
野外フェスの大敵は、雨、風、嵐、・・・これがないように祈るばかりである。
ダブリンへ
6月30日
5時に起きて、エジンバラエアポートへと向かう
天気予報によると、どうやら翌日のコークは雨だが(もっともコークの場合はテント内なので雨でもOK!)ダブリンのお天気はよさそうである。
今回利用したのは超格安エアラインのライアン・エアー。
ダブリンのライヴチケットをGETした際にはコークは未だ入手できなかったので、とにかく往復を購入していた。
約1万円。このライエン・エアーのWEBではまぁ、仰々しいほどの色鮮やかな宣伝広告でもって、恐ろしく安い価格で人々の目を引き付けている。
だが、実のところその価格にTAXが加わり、チェックインの荷物にも科料されるようになった。
つまりスーツケースを機内預け入れにするといくらいくらと加算されるので、ここは2泊3日。
機内持ち込みが可能な中型ラックサックを背負ってのチェックインにする。
機内持ち込みだと到着後に荷物がなくなったとか、荷物をピックアップする時間を短縮できるってな具合である。
超格安の航空会社の落とし穴は、ひとたび予約を入れると、払い戻しはきかない。
確かに払い戻しには応じるみたいでTAXは返します。。。だが・・・その手数料がそのTAXなみの値段となるそうだ。
ただ日本人の感覚からすると、帰りの飛行機はコークからエアー・アランでエジンバラへ直接戻ってくるので、このライアン・エアーのダブリンーエジンバラ間が2枚空席になる。
こちとらは相手さんのことを思って、キャンセルしてあげようとしたのだが、こういう超格安エアラインではわざわざキャンセルしなくて放っておいていいみたいである。チェックインしてないと時間がくればさっさと飛んでしまうって寸法だ。
大型長距離国際線とはわけが違う。
ダブリンは過去に2度訪れている。
最後に訪れたのが12年も前の話になる。
本場のギネスがいかに、クリーミーでこくがあって美味かったか、しっかりとまだ覚えている。
アイリッシュは世界中で一番おおらかで超フレンドリー。
街中で地図を広げようものならば、どこからかアイリッシュたちが近寄ってきて、「道に迷ったのか?」と声をかけてきてくれた。
アイリッシュはあなたのために立ち止まって10分20分ー1時間と時間を割いてくれる国民性だったが・・・
これは12年前の話で、最近見た映画の「Once/ダブリンの街角で」ではかなりダブリンの街に移民者が増えて、どの国のキャピタリル・City同様に人々は忙しくなってしまって、従来ののんびりしたアイリッシュのスタイルを体験できることが失われてしまっているそうだ。
なんだかそーいうことを聞くと寂しくなるなぁ。
10時半、仰々しい広告のライアン・エアー。
機内はまぁ・・・色とりどりでBGMもくどくてやかましい。
機内というのはあくまでも静かなゆったりとした音楽を流して欲しいものなんだけど・・・
安いんだから文句は言えぬが・・・ランディングしたら、まるで競馬場の馬がレースを勝ち取ったときに流れるラッパの音。
これは笑けてくる。
11時半・・・実際は空を飛んでいるのは45分ほどだろう。
強烈なラッパの音に歓迎されてランディング。
人の流れに沿って入国審査へ。
UKからアイルランドは国際線であるがゆえに、ヨーリピアンの連中とそれ以外の国のパスポート保持者と別れる。
もちろん、ヨーロピアンたちは駅の改札口のようにパスポートをさっと開いて素通りに近い状態である。
しかしそれ以外の者はそうはいかない。
だけど、ヒースローやアメリカのような張り詰めるような緊張感はまったくない。
ダブリンの入国審査での一こま・・・
審査官・・ようこそアイルランドへ。旅の目的は?
hiroko。・・コンサートを見に来たんよ。2夜。
審査官・・Neil Youngだろ?
hiroko。・・むふふ!そうそう!
審査官・・あれ?キャンセルになったんだぜ!確かにNeilは来たんだ。だけど、体調がよくないとかですべてがキャンセルになったんだぜ。知らなかったの?
hiroko。・・・ぎゃぁー!うっそぉー!ぎゃぁー!(固まる)
審査を受けるために並んでいるほかの人たちがおっっとびっくり!注目を一気に浴びてしまう
いやーん!うそやん!いやぁーん!
2002年のブリクストンでもやられたんよ!いやぁーん。
審査官は・・・ブヒヒと笑っている。
おいおい!うそやろ?ここは神聖な入国審査・・・PUBでアイルッシュと喋っているのとはわけが違うはずだ!
おいおい!you're Kidding!Right?
審査官はガハハ!と笑う。
hiroko。さん思わず・・・
You Bastard!
入国審査で審査官に向かって Bastard!などと言ってしまったが、審査官はがはは・・・
アイルランドやなぁ・・・ヒースローやアメリカや日本では絶対考えられない審査風景だった。
今回のお宿はダブリンの街中に出ず、Malahide Castleに近い空港周辺のTravelodgeだ。
Travelodgeのチェックインの時間は3時であるが、追加料金£10.00を支払うと12:00にチェックインできる。
チェックインをしようとデスクへ。
トラベロッジにしては珍しく中年おばちゃん・スタッフ。きっと日曜のスタッフが不足しているのだろうが・・・
「お名前は?」
「Macfadyenだよ」
「あら?ないわよ。本当に予約したの?」(何と失礼なことをいうおばはんや!)
「トラベロッジ・エアポートは2つあるのよ。もう1つのほうじゃないかしら???」
「げっ!」
「ちょっと待ってね、調べるから・・・・」と電話をかけて調べているが・・・そのうちに世間話をベラベラと始める・・・うそみたいな本当の話。
(あのなぁ・・・こちとらは今夜は長いのや!ちょいとでも昼寝をして体力を蓄えないといけねぇーんだよぉー!ばかたれ!)
アイリッシュと付き合うにはかなりなおおらかさと余裕が必要だ。
「あなたのお名前がないのよ。おかしいわねぇ」
おばはんは明らかにパニックっている。
そのうちに同年代らしきお掃除のおばちゃんたちがお帰りモードでチェックイン・デスクへ集まる・・はたまたべたくたと喋りだす。
でもってこのデスクのおばはんは明らかに自分はこのお掃除おばちゃんたちとは違うレベルのオフィースレイデイなのだとかなりなスノッブな態度をとる・・・見ていると実に滑稽である。
PCのモニターを眺めながらタイプしているが、ほんまに分かってやってるんだかどうか・・・疑わしい。
あまりにモタモタやっているので、hiroko。さんの我慢の限界。
「あのねぇ、3月に予約を入れたの。WEBサイトから・・・ねぇ、私たちはちゃんとリファレンスナンバーがあるんだよ!それをタイプしたら出てくるはずじゃなの?」(ドアホめが!)
おばはんはどうやら見つけ出したらしいが・・・決して謝らない。大したクソばばだ!
アーリーチェックインの追加料金£10.00を支払って与えられた部屋に行くと、まだ部屋は前泊者が去ったそのまんまでお掃除が終えていない。
ったく!!!アイルランドやのぉー!
おばはん!おばはん!ええ加減にせぇーよぉー!!!だっ。
なんだか先が思いやられるなぁ・・・(笑)
新たに用意された部屋へなだれ込み、ジョージに携帯で連絡をとり、しばしの昼寝をとった後、こちらは3時あたりにTAXIで出かけることにした。
Live At Malahide Castle
TAXIでほんの15分ほどでMalahide Castleへ到着。
周りにはまったくなぁーんにもないところだ。
ゲートのOpenは5時となっている。
もう少し時間に余裕があったなら、せっかく来たのだからMalahide城を見て回りたいところだった。
このお城はTalbot家が代々守ってきたお城ぐらいのことしか知らない。
入り口は1つだとTAXIの運ちゃんから聞いていたが、なんだか1万2千の人間が集まる会場のゲートにしては人の姿が少ない。ひょっとしたら他にも入り口があるのかも知れない。
それでも人がQueを作っていたのでとにかく並ばなくては・・・・
今回のアイルランドの会場に関しての情報はアイルランドというせいか?情報がかなり不足していて、いったいどんな形式をとっているのか皆目分からなかった。
つまり、General Admitionとなっているからシート番号がない。通常の野外ライブのつまり早い者勝ちの世界だろう。
しかし、ジョージのゲートナンバーがG5・・・こちらはG-10.
中に入ればそのG1−××で領域が決められていて、早い者勝ち?なのか、パイプ椅子があり、早い者勝ちなのか?
それぞれの憶測が飛び交っていた。
3時半から並び始め、NeilのWordsのサウンドチェックを聞きながら5時に動きが起こる。
ゲート前で簡単なバッグ・サーチがあり、腕にブルーのタッグをはめられる。
案内セキュリティーに従ってずんずんと中に入っていく。
あれれ?他にも人々が並んでいる長蛇の列が出来ていた。やっぱり入り口は1つでなかったんだ。
我々はその長蛇の列を横目で見ながら進んでいく。
たどりついたところはただの野外の原っぱ会場でシートなんぞはもちろんない。
G-10という私たちのゲートもない。アイルランドやのぉー!!!
さぁ、あとはただただステージに向かって走るのみだ。
ステージの前方には他と区切りがされていて、このブルーのタッグをつけたものだけが入れる仕組みになっていた。GoldenCircleである。
しかるにトイレに行っても、食べ物を買いに出かけてもGolden Circle内へ、ブルータッグを見せると再び戻ることが出来るのである。
だいたい1500〜2000人あたりだと思う。
そーいえば、ブルース・スプリングスティーンのライブも早い者勝ちの人間にはこうやってタッグが渡されGoldenピットへ入れるそうである。
早くから並んだ甲斐ありありである。
携帯でジョージとハインツの居場所を突き止める。
さすがに彼らもブルータッグをつけてしっかりとGoldenCircle内に入っていた。
しばしの再会を喜んでいると、おるおる!アバディーンのDrニール君、レズもちゃっかり姿を見せた。
奴はアホウなくせにドイツ語がベラベラ。
ハインツとジョージを紹介すると、お得意のドイツ語で何やら話している。
今日はユーローカップのドイツとスペインの決勝戦でもあって、ハインツに「あたしゃぁ、ドイツに賭けているから絶対に勝てもらわにゃぁ困る」とガッツポーズ!
ハインツと奥さんは2週間の休暇をとってアイルランドとイングランドを回るホリデイ中で、試合結果と言うかハーフタイムに家で留守番をしている息子からTEXTが入るそうである。
今やトレントで自由にDl出来る時代になったので、従来までのトレードは影を潜めてはいるが、このハインツージョージーhirokoの輪はトレードを関係なしに、トレントで入手できないブツの交換を細々と今でも続けている。
もちろん、このトレードも元はと言えば、ハイパーラストのWEBサイトからのラスティーたちとの交流から始まってはいるが、アメリカや日本のラスティーたちとヨーロッパのラスティーたちとの相違点は・・・僕はNeilを○○回見たんだ。君は○○回?といって、Neilを見た回数によってそのファン度を確かめるといった子供っぽい真似はしないところだ。
大人なんだよね。そーいうところ好きでもっぱらヨーロッパのラスティーとなら付き合える。もっとも、すべてのアメリカや日本のラスティーたちがそうだとは限らないが・・・
こういう野外のライブはやはりグループがいい。
前座の連中には申し訳ないが、グループだとひとたび場所を確保すると出たり入ったりが自由に出来るし、間が持つ。
いろいろと世間話に華を咲かせ、スナックを購入しに行ったりトイレへ行ったり、時間を費やす。
前座は2バンド。
EverestというバンドとFramesだ。
バンドの演奏が終わると、2つのスクリーンにはユーローカップのドイツとスペインの試合が放映された。
おっと・・・スペインが先行したなぁ。
ハインツ君、がっくりと肩を落とす。
このFrames・・・以前「Once/ダブリンの街角で」でバスカーの心温まる友情を描いた映画に出演していた主役の二人のバンドである。
さすがにこのダブリンだ。
人気の高さが伺える。
9時を回った。
御大のNeilがのっしのっしとステージに登場し、大きな拍手の波が後方から押し寄せてくる.
オープニングはLove And Only Love
あれれ?この曲の前奏ってこんな長かったっけ?
なんとどえらく前奏が長い。
まったく聞いた事のないバージョンだった。
ちょいとしたワーミングアップってところかな?
相変わらずのNeilの動き。
長ぁーいオープニング曲を終えるとすぐさまにI've Been Waiting For You、Mr. Soulへとたて続けに・・・
いつもながらのすごいパワーである。
62歳の還暦を超えた爺さんからこんなパワーを受け取っているわけだ。
恐ろしい。
Spirit Road
CDで聞いていた時はさほど感じなかった曲だが、春のライブで毎晩ように聴いていると、すっかり好きになった。
このバンドでまとまっている曲の1つだ。
曲が終わると、ようやくNeilがオーディエンスに声をかける。
malahide城のてっぺんの旗がカナダ国旗になっている。
Neilがすかさず、Hello!ありがとう!Malahide城!とエールを送る。
Hey Hey My My・・・いけない!絶対にいけない!
チャド・クロムウェル・・・悪いドラマーでは決してない。
だがこの曲だけはいけない。
かんかんかんかんかんかん!に部分にスタッカートが利きすぎて流れがない。
もちろんの曲に関してはホースでないといけないのだ。
ポンチョが飛んでくれないといけないのだ。
キースは飛べない。
春のツアーではラルフがドラマーだった。
故に何とかなったが、飛べないキースにスタッカートのチャドでは乗れる曲も乗れない。
完全不発である。
悔しい!実に悔しい!
Mother Earth
静かな曲に入って、野外で黙るオーディエンスは真のファンであるが、野外でそれを期待するのは到底無理がある。
どこの国でもばか者は存在する。
ビールをばかすか売っているわけだから当然のことながら酔っ払いも出てくる。
こーいう酔っ払いがところかまわず、踊りまくり、大声を上げる。
女となるともっと性質が悪くなる。
甲高いおしゃべりが延々と続く。
今喋らなければならない話をしているはずはない。
おっと!
ハインツ君がキレた!
ぐるりと振り返って、おしゃべり女たちに注意を促す。
親指を立ててウィンクをかましながら、「静かにしてもらえないか?」
ただ怒って注意するのではなく、何かスマートな注意の仕方だなぁ、と感心した。
Unknown LegendSomewhere on a desert highway
She rides a Harley-Davidson
これは生の初体験。 やさしい風がなびく中、体が自然にスイングする。
この歌のさびのこの歌詞が大好きだ。
特にHarley-Davidsonのスンの部分が痺れる。
Words
一番まとまっているような気がする。
生で聞くのは初めてだ!!うんうん!すんごくいい!!!感動!
確か2000年のFriends and Relatives以来のお披露目。
重量感のあるいい曲だ。
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ラスト・ソングはもちろん超BigソングNo Hidden Path
あーあー・・・やっちゃってる!
なんとLongest Everの27分!新記録を打ち立てた!!
アンコールはBeatles SongからA Day In The Life。
今回の夏フェス3日目のフランスはリヨンで初めてお披露目されて以来、お気に入りとなって定番化されたようだ。
弦が6本すべて切れている。おなじみの弦で遊ぶNeil君。
こいつを観たのは2001年のホースとのツアーでLike a Hurricaneが最後だったが、久しぶりだ。
この怪物が62歳で脳の手術を受けた後、などと誰が想像できようか???
今夜の最高曲はなんと言っても「Words」だった。
ライブの終了は11時半。
ハインツにいつかまたどこかで会えるだろう!会えて嬉しかったと挨拶を交わし、アバディーン軍団とも別れを告げ、巨大な人の流れに沿いながらMalahide 城を背にして、出口へと流れる。
Neilは何度見てもいい!数年分のパワーを得たような気分にさせてくれる。
疲れてはいるが、こんな疲れなら大歓迎である。
Set List
- 06-29-2008, Malahide Castle, Dublin, Ireland
- w/ Ben Keith, Rick Rosas, Chad Cromwell, Anthony Crawford and Pegi Young
- Love And Only Love
- I've Been Waiting For You
- Mr. Soul
- Spirit Road
- Powderfinger
- Hey Hey, My My
- Too Far Gone
- Oh, Lonesome Me
- Mother Earth
- The Needle And The Damage Done
- Unknown Legend
- Old Man
- Get Back To The Country
- Words
- No Hidden Path
---- A Day In The Life
ライヴ終了後の小さなMalahideの街は大パニック状態だった。
いくらお城があるからとは言っても一挙に1万2千ほどの人々が一気に帰宅、、帰宿しようとするわけだから到底列車やバスがあると言えどもそうスムースに事が運ぶことはない。
何しろここはアイルランド、大らかな寛容さと忍耐と余裕が必要な国である。
Malahideから市内へは列車とバスがある。だけど、我々が戻るのは内地にあるエアポートであるからして、海岸線を走る列車で市内へ戻ると余計に遠回りになる。
ちょうど二等辺三角形を逆にした頂点がダブリン市内で右の角がmalahideで左の角がエアポートという位置関係だ。
昨夜は日曜日でmalahideからエアポートへと向かうバスは時間切れで運行していない。
すると残るはTAXIのみである。
行きはよいよいでHOTELからTAXIを呼んだが、こんなどえらい田舎町でどのくらいTAXIが常駐しているのだろうか?
3時半から立ちっぱなしのよれよれの足でMalahideのタウンセンターへ。
バスも列車もえげつない長蛇の列がくねっている。
彼らは無事に市内へ着けるのか?などと人の心配をしている場合ではない。
TAXI会社の前に作られた長蛇の列に気を失いそうになる。
ひやぁー!!!助けてぇー!
とりあえず仕方がない。並ぶしかないのである。
しかし、待てど暮らせどTAXIはなかなかやって来ない。
こんなことだろうと、ダブリン市内のTAXI会社のナンバーをいくらか書き留めてきたので、携帯で呼んできてもらおうと試してみたが、ダブリン市内のTAXIもなんだか今夜はパニック状態にあるようで、Malahideまでは行けないという。
6月の終わりといえどもアイルランドの夜は初冬のように冷え込む。
歯がガチガチする。足もガクガクだ。
15分に1台あたりの感覚でやってくる・・・並んでいる人々もこの状況をいらいらしながらも1台やってきたら、大歓声をあげて拍手でTAXIを迎える、やけっぱちで楽しんでいる。
もちろんバラバラと脱落組が列を離れ、市内へのバスへ並び替えたりしている。
私たちもひょっとしたら、市内まで行って、また戻ってくる方が早いのでは?などと思いはじめていた。
しかしだ・・・えてして、そーいうことをした途端にTAXIがばかすかやってくるなんて皮肉な可能性だってある。
ここはまったくギャンブルだ。
痺れの切れたクリス君、TYAXI会社のオフィースの名kぁへ入って行き、いったいどうなってんだ?と事務員に尋ねるが、最善を尽くしているとの答えしか得られない。
おまけに「歩いたらどう?」などといわれ、相当頭に血が上って戻ってきた。
「歩けるものなら、歩いてるさ!歩けないからTAXIなんだろうが!」
あはは・・・その通り!
しかし時計を見るともう1時を過ぎている。
1時間半も待っている。もし、こんなことが事前にわかっていれば、きっと歩いただろう。
歩いたら40分ほどでホテルへ戻れただろう。皮肉な話だ。
1時15分を過ぎてようやくボチボチTAXIが戻ってくる頻度があがってきた。
ようたく自分たちのTAXIが目の前に・・・運ちゃんが神様に見えた。
ホテルに戻ったのは1時半だった。
ベッドになだれ込んで爆睡一直線!
長ぁいー1日が終わる。
さぁ、明日はコークだ!
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